「これは僕たち2人のメダルだよ」
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝したマルコ・マシャーリさんは、舞台上のインタビューで、ある日本人出場者の名前を口にしました。けがのため途中棄権した山田ことみさんです。
2人は同じモナコ王立プリンセスグレースアカデミーで学ぶ仲間。今回のコンクールに向け、2人で切磋琢磨しあってきました。
ところが山田さんは準決選の前日、コンテンポラリーのレッスン中に左足の小指を骨折。全治約1ヶ月のけがを負い、棄権を余儀なくされました。
そんな山田さんの悔しさを晴らすかのように、完璧な踊りで頂点に立ったマシャーリさん。舞台上のインタビューの最後、自ら「この賞をささげたい特別な人がいます。」と切り出し「美しいダンサーで僕のクラスメイト、ことみ。彼女は怪我で決勝に出ることが出来なかった。この舞台で踊るために、彼女は本当に努力してきたんです。だからことみ、これは僕たちのメダルだよ。」と胸にかけられたメダルを客席にぐっと向けました。
客席にいた山田さんは「嘘やろって、涙がぶわーっと流れてきました。一緒に頑張ってきた仲間が優勝して、本当に言葉にならないくらいうれしい」と話していました。
授賞式後のバックステージでは、マシャーリさんが山田さんの首にメダルをかけてあげ、笑顔で記念撮影に応じていました。
SWI swissinfo.ch,スイス公共放送協会国際部より
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